STORY 01 ─ 商品開発

10年着られるデニムを、 産地とつくる。

商品開発課 三宅 詩織 ── 2016年入社

デニムの後ろポケットを計測する商品開発担当

定番デニム「D-01」の改良は、今年で9巡目になる。岡山の織元と二人三脚で、糸・織り・縫製を毎年すこしずつ更新し続ける仕事の話。

Q1「新作をつくらない」開発って、どういうことですか。

ORITOのデニムは、1型しかありません。毎シーズン新しい型を出して古いものを廃番にするのではなく、同じ型番を9年間磨き続けています。今年は後ろポケットの縫い目を2ミリ移動しました。誰も気づかない変更ですが、お直しアトリエに持ち込まれる破れの位置が、来年からすこし減るはずです。

開発のヒントは、全国の店舗から届くお直しの記録です。どこが破れ、どこがほつれたか。28,000着ぶんの記録は、どんな市場調査より正直です。

Q2産地とは、どんな関係ですか。

岡山の織元には、年に何度も通います。私は産地留学制度を使って3ヶ月、織機の横で働かせてもらいました。糸のテンションひとつで生地の表情が変わることは、東京の会議室では一生わからなかったと思います。

価格の決め方もお互いにオープンです。織元の工賃から逆算して売価を決めるので、「来年は安くしてください」という交渉が、そもそも存在しません。

セルビッジデニムの縫製とリベットのディテール

Q3どんな人と働きたいですか。

地味な改良を面白がれる人です。この仕事に「発表会」はありません。そのかわり、10年前に買ったD-01を今も穿いている、というお客様の声が届きます。10年後の誰かのクローゼットを想像できる人となら、きっと楽しく働けます。

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