STORY 05 ─ 店舗マネジメント
松本店 店長 早川 芽衣 ── 2015年入社
売上目標より先に見る数字は「お直しの再訪率」。アルバイトから店長になった人が考える、街に馴染む店のつくり方。
Q1店長として、何をいちばん見ていますか。
売上より先に見るのは「お直しの再訪率」です。一度お直しに来た方が、また来てくださるか。この数字が高い店は、売上があとから必ずついてきます。逆に、売ることばかり考え始めると、店の空気がすこし焦る。お客様はそれを敏感に感じ取ります。
朝はスタッフ全員で掃除をして、ミシンの調子を確かめてから開店します。地味な儀式ですが、この30分が店の空気を決めていると思っています。
Q2アルバイトから店長へ。どんな道のりでしたか。
大学のそばの店で、週3日のアルバイトから始めました。最初に受けた「針と糸」研修で、ボタン付けを褒められたのを覚えています。売るのが上手な先輩より、直すのが丁寧な先輩のほうが尊敬される職場なんだ、と分かって、ここでやっていこうと決めました。
社員登用は年24名。特別な試験より、日々の仕事ぶりを見てもらえます。社員になってからは週休3日制で夜間の学校に通い、店舗運営を学びました。制度が「暮らしの都合」を邪魔しない会社です。
Q3どんな人と働きたいですか。
街を好きになれる人です。松本店には、山に登る前にズボンの裾を直しに来る方や、毎年同じシャツを買い足しに来る先生がいます。その人たちの暮らしごと覚えていく仕事です。派手さはありませんが、10年働くと、店が街の一部になっていくのが分かります。

